動物の場合、手術を行うためにはほとんどの場合で全身麻酔を行います。
ですから手術に危険性がないか?麻酔に十分耐えられるか?を客観的に評価するために術前検査を実施します。
手術前の検査については年齢や全身状態、手術の内容などを考慮して実施します。
全ての動物に全ての検査を行う事はありませんが、できるだけ総合的に状態を把握する事が手術を安全に乗り切る第一歩とも言えます。
主な検査としては、身体一般検査、血液一般検査、血液生化学検査、レントゲン検査、超音波検査、尿検査、心電図検査などがあります。これらを組み合わせる事で、全身状態をより正確に把握出来ますし、輸液剤や治療薬物、麻酔薬の内容を調節してより安全な麻酔を行っています。
絶食絶飲が基本です。
食事については、日付が変わった深夜0時以降は与えないようにしてください。
食べ残しがあれば片付けるようお願いいたします。これは手術の前後で嘔吐しないように胃の中を空の状態にする必要があるためです。絶食処置は最も重要なポイントですので徹底してください。
飼育状況等により絶食が出来ない場合は、事前にご相談ください。また、お水に関しても当日の朝6時以降は控えてください。季節、年齢、基礎疾患、内臓の状態によっては、当日朝までお水だけは与えていただくよう変更指示がある場合があります。
詳しくは事前の手術計画時にご説明いたします。
排尿排便はできるだけ済ませてからご来院ください。散歩に関しては軽めにお願いします。
当日手術の場合は、朝9時から10時半までにご来院をお願いします。
お預かり前に最終チェックを行います。さらに点滴や注射などの必要な処置を行い、手術前に全身状態を整えます。また、追加の検査が必要な場合はそれらも術前に行い、それらも含めて飼い主様に了解いただき手術となります。
下記のようなことが起きたら病院へご連絡ください