腹腔鏡手術の研究報告について

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研究報告


犬の腹腔鏡手術に関する研究報告

術後の痛みの関する研究

腹腔鏡手術と開腹手術(犬の不妊手術)の比較です。
手術後の24時間、「心拍数」「呼吸数」「血圧」「興奮度」などの痛みに関わる指標について比較したところ、腹腔鏡手術の方が痛みを示す数値が低いことが分かりました。

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術後の犬の活動性に関する研究

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腹腔鏡手術と開腹手術(犬の不妊手術)の比較です。
手術前の活動性との変化を調べたところ、腹腔鏡手術の方が活動性の低下率が少ないことが分かりました。

  • 開腹手術の場合・・・62%の活動性が低下しました
  • 腹腔鏡手術の場合・・・26%の活動性が低下しました
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術後の侵襲性に関する研究

腹腔鏡手術と開腹手術(犬の不妊手術)の比較です。
手術後の24時間、「血糖値」「コンチゾール値」を測り、ストレス指標を比較したところ、腹腔鏡手術の方が侵襲性マーカーの変動が小さく、術前のレベルに早く回復したことが分かりました。

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腹腔鏡手術と開腹手術(犬の不妊手術)の比較です。
手術後の5日間のCRPやIL-6などの変化を比較したところ、腹腔鏡手術の方が侵襲性マーカーが低地であることが分かりました。(提供:北里大学 岡野昇三先生)

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術後の消化管運動についての研究

腹腔鏡手術と開腹手術(犬の胆嚢摘出術)の比較です。人医療での研究です。
フードを食べて胃が空になるまでの時間を、手術前と手術後の7日間観察したところ、以下のことが分かりました。

  • 開腹手術の場合・・・手術後の胃の運動性の低下が認められました
  • 腹腔鏡手術の場合・・・手術後の胃の運動性の低下は、ほとんど認められませんでした
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出血・癒着・手術時間・合併症の発生率に関する研究

腹腔鏡手術と開腹手術(犬の不妊手術)を比較したところ、以下のことが分かりました。

[腹腔鏡手術の方が]

  • 術後の出血や癒着が少ない
  • 手術時間が短い
  • 合併症の発生率が低い

このことから技術の向上によって、手術の質が向上していることが分かりました。

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